【編集長だより】わたしと、家族と、コロナ禍と。
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こんにちは。編集長の大井です。
2020年は、新型コロナウイルスの流行でこれまでにない特別な1年になりました。
外出自粛で他人との接触が制限されたことで、今まで以上に家族に向き合ったという人や、離れて暮らす家族のことを思う時間が増えた人も多かったのではないでしょうか。
そこで、今回の特集テーマは『わたしと、家族と、コロナ禍と。』にしました。6人の方にご執筆いただいています。
横山小寿々さんに執筆いただいたエッセイです。ある理由でコロナ前からステイホーム状態だったというご自身と、素敵なご主人と娘さんが助け合いながら過ごす様子が目に浮かびます。読み終わったら、誰もがあったかい気持ちになることでしょう。
コロナ禍で妊娠・出産したという人も少なくなかったでしょう。このエッセイを執筆した藤堂真衣さんもその一人。出産したことで、今まで家族だと思っていた存在に対する認識が変わったというお話です。既婚者やお子さんがいらっしゃる方なら納得する人も多いかもしれません。
姫野桂さんにご執筆いただいたエッセイです。姫野さんと愛猫・小雪との日常が、まるで定点カメラで観察しているかのように描かれています。淡々とした日常の中に、ひとりと一匹がお互いに寄せる愛情の深さを感じました。
コロナ禍で離れて暮らす家族と連絡する機会が増えた人も多いのではないでしょうか。宿木雪樹さんに、あるきっかけで疎遠になっていたお姉さんと連絡を取るようになったというエッセイをご執筆いただきました。絶望のなかで見出した“ほんとうの家族との絆”が描かれています。
前回に続き、木奥えむさんにご執筆いただきました。コロナ禍で制限されることが多い日々の中で、ひょんなきっかけで観たAKB48のMVであることに気づかされたそうです。我慢ばかりの日常の中で、どうやって一歩踏み出せば良いのかと悩んでいる人にぜひ読んでいただきたいです。
今回、はじめて編集長である私も執筆しました。現在、別居婚している夫と、コロナ禍でいつもと違った今年の結婚記念日を迎えたというお話です。2020年の結婚記念日は、きっと一生思い出に残るだろうな、と思っています。
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次回は「家族と旅」をテーマにエッセイを募ります(締切は2021年2月初旬)。
家族旅行の楽しいお話はもちろんのこと、旅先での家族の失敗談や、旅に出る家族との思い出、旅に思いを馳せるエピソードなどなど、家族と旅にまつわるお話をぜひお寄せください。コロナ禍で遠方へ気軽に旅行しづらい今だからこそ、思わず旅したくなるようなエッセイを掲載したいと思っています。
かくかぞくでは、ライターさんに限らず、家族について伝えたい、書き残したいという方から広くエッセイを募集します。書くのが苦手という方には取材して記事化しますので、書き残したいエピソードをお送りください。みなさんからのご連絡、お待ちしております。